和紙について

和菓紙三昧に使用されている和紙は、茨城県で生産されている和紙(西ノ内紙)です。
和紙の原料は「楮・三椏・雁皮」の3つでその内、楮のみを使用しています。

西の内紙は現在2軒でのみ生産されており、そのうち「紙のさと」で漉かれたものを使用しています。
現在は代替わりして菊池大輔さんが和紙を漉いており、何割かの楮の苗も自分たちで育て、生産しています。

職人の菊池正気さん曰く、西ノ内紙の特徴はシルクのようにしなやかで艶があり、強靭。
1000年保つとのことです。

現在市販されている和紙のほとんどが和紙の原料に洋紙の原料の木のパルプを混ぜ込んだものなので純粋な和紙ではありません。これらの和紙は経年変化によって黄ばみます。しかし、西の内紙のような純粋な和紙であれば黄ばむことはありません。

本来の和紙は最初は生成り色をしており、それをあえて日光に当てる(晒す)ことで白くなります。