¥2,200,000
寸法:840× 1205×140mm 素材:無形文化財西ノ内紙モチーフ:日本全国の菓子木型木型の柄:鯛、平目、鮭、ナマズ、鰹、ほうぼうなど
Size: 840 × 1205×140 mmMaterial: Nishinouchi-washiMotif: Japanese antique wooden moldsShapes: Carp, Flounder, Salmon, Catfish, Gurnard, etc.
海中を魚たちが游ぐ
以前、私はグアム島の海で魚が群れをなして水中に溶け込んで游ぐ様子に驚いたことがある。
まるで忍者のように身を隠し自由奔放に游ぎまわっていた。彼らはその鱗で光を反射しているにもかかわらず辺りの水の色と同化していて透明に透けて見える。うっかりしていると直ぐに見失ってしまうのである。
この作品はそのような光景を彷彿とさせてくれる。
LED照明を4辺から照射させることで水中での透明感、水と魚たちの同化を効果的に表現したかった。
魚の群れは右から左へ円弧を描きながら上昇して行く。中には静止している者や逆向きで進む者もあり、それぞれを対比させることでスピード感をより表現しようとしている。また、魚一匹一匹の表情やポ―ズに着目して魚たちの気持ちを探って見るのも面白いと思う。
鯛、鮭、平目に鰈、鰹に金頭、等々。群れは異なる様々な種類の魚たちで構成されている。
出逢うはずの無かった彼らが一つの海で遊び溶けこんで行く。